ブドウ畑

ヴーヴ・クリコの現在のメゾンは、広さという点でもブドウの品質という点でも、最も上質なシャンパーニュブドウ園の一つを所有しています。390ヘクタールの土地は、シャンパーニュ地方全体を成す、17あるグラン・クリュのうち12箇所、44のプルミエ・クリュのうち20箇所を保有しています。
この例外的な遺産は、何世紀にもわたって作り上げられたもので、創立者が初めて作った区画を基にしており、その後のブドウ園の管理者によって拡大されていきました。
特に、ヴーヴ・クリコはマダム・クリコによって幸運にも土地を得ることができました。

ヴーヴ・クリコのブドウの95%がグラン・クリュまたはプルミエ・クリュの位置付けただし後者はシャンパーニュのブドウ園の地域全体でブドウが植えられている総面積のうちの4分の1にしか相当しません。各区画のブドウ品種はその土地の土壌、気候、日照具合の評価内容で決定されます。ヴーヴ・クリコのブドウ園は47%がシャルドネ、36%がピノ・ノワール、17%がピノ・ムニエで構成されています。クリコのブドウの木はそのほとんどが各丘陵のなだらかな斜面にあり、そこのブドウの木が最も表層の土壌の恩恵を受けられ、かつ太陽光に曝される時間も最大限長いというメリットがあります。創立以来、ヴーヴ・クリコのメゾンはまた、シャンパーニュ地方の仲間のブドウ栽培者と強力なパートナーシップを構築してきました。こうしたブドウや白ワインの供給者らにより、ヴーヴ・クリコのワインの一貫した品質を保証することができています。

提携するブドウ栽培者のうち約100の栽培者がブドウの栽培および生産の様々な作業工程に精通しています。
大変なときには、栽培者は、季節労働者を何十人も雇って増員したり、ブドウの取り入れを手伝いに来る収穫労働者を収獲時に1000人以上雇うことがあります。

丘陵一帯にわたり、ヴーヴ・クリコのブドウ園は太陽光を浴びるのに最適な位置にあります。
こうした場所はAOCの枠内で、日商具合、傾斜具合、土壌、心土の品質基準に従って決定されます。
北に面した場所はブドウが気候の上で様々な状態に晒されます（例えば冬から春の霜や雹が原因で、ブドウが受粉できなかったりブドウの実が落ちたりします）が、温暖な降雨と気温があるということでもあり、夏と秋は良好な気候です。

私たちのブドウは、生産量よりも品質で選ばれています。また3つの品種間（シャルドネ、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ）やブドウ園の異なるテロワールの適合がうまく調和するように選ばれています。

剪定、括り付け、土壌維持、病気との戦いなど、ブドウの木は多くの時間と注意を要します。ブドウの木の寿命は平均40年で、年齢によってブドウは対処の仕方が異なることがよくあります。
ブドウ畑1ヘクタールで、集中的な収獲作業を数えずに、年に380～420時間の労働が必要です。
ブドウの木の寿命は平均40年で、年齢によってブドウは対処の仕方が異なることがよくあります。
1年を通して、作業は持続可能性のあるブドウ栽培の一環として行われ、テロワールや環境、母なる自然、スタッフの安全の保護に注意を払います。

真菌性の病気や害虫からブドウの木を守ることは、ブドウの木を保存したり葉の質やブドウの実の質を確保する上で重要なことです。
こうした保護には、処理の頻度の正しい管理や、ブドウを管理するのためのベストな選択を理解していることが必要です。

ブドウ畑の土壌を維持することで、バランス良くブドウに栄養が行き渡らせ、雑草の成長を防ぎ、侵食を防ぎます。
ヴーヴ・クリコでは、環境に配慮して土壌に栄養を与えており、有機肥料だけを使用しています。
ヴーヴ・クリコではブドウ園の大部分で、ブドウ畑の列の間の草を抜くことで雑草が生える頻度を少なくしており、ブドウの木の下は機械的な方法で、除草剤を使用せずに処理をしています。